写真の仕事を始めた時、またはプロカメラマンを目指した時、大三元レンズに憧れを持ったり必ず手に入れるぞって思っていませんでしたか？
広角・標準・望遠の3種類レンズを持って仕事をする事がステータスでかっこいいと感じると思いますが、実際にプロカメラマンとして仕事をする時に大三元レンズは本当に必要なのか？という疑問の声を多々聞きますので、この記事では大三元レンズの必要性と本当に必要なレンズについて解説します
最後までご覧ください。
大三元レンズについて
まずは大三元レンズとは何か？について簡単にご説明したいと思います。
「広角（16-35mm）」
「標準（24-70mm）」
「望遠（70-200mm）」
の3種類それぞれのズームレンズが絞り開放値2.8である事が条件のレンズを大三元レンズと言います。
メーカーによってズーム値は異なってきますが、この前後のズーム値が条件となっています。
大三元レンズは各メーカーが力を入れて開発をしているレンズですから、品質が良く綺麗な写真を撮る事が可能なのでレンズ単体の市場価値も下がりません。
そのため非常に人気の高いレンズです。
この3本のレンズを持っていれば、どんな撮影にも一定レベルの対応ができる事から大三元レンズと呼ばれるようになりプロには必需品といったイメージがついたわけです。
事項では、キヤノンとニコンの一眼レフカメラの大三元レンズをご紹介します。
キヤノンの大三元レンズ
EF16-35mm F2.8L III USM
16-35mmなので、基本的に広角を必要とする撮影の際に使用されるレンズです。
F値が2.8という事で非常に解像度が高く高画質のレンズですので、人気の高い1本です。
EF24-70mm F2.8L II USM
色んなシーンで使い勝手の良いレンズなので、キヤノンユーザーのプロカメラマンは使っている方が多い印象です。
特にポートレート撮影には使いやすい1本ですね。
EF70-200mm F2.8L IS III USM
様々なジャンルで使用されている定番のレンズです。
3本の中で一番使用率が高いレンズではないでしょうか。
そのくらいプロカメラマンに愛されているレンズです。
ニコンの大三元レンズ
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
キヤノンのレンズよりも少し広角寄りの構造となっています。
室内の撮影シーンよく使われていますが、最近ではポートレートに使用されているカメラマンもいますので用途は様々ですね。
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
キヤノンと同様、様々なシーンで使用できるレンズですね。
室内室外どちらでも対応可能な万能レンズになります。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
キヤノンもそうですが、70-200mmのF2.8レンズは非常に性能が良いレンズです。
望遠の撮影を行う場合は、このレンズがあれば間違いない。そのような安心感を持つレンズですね。
万能おすすめレンズ2選
ここで、私がおすすめする万能な働きをしてくれるレンズをニコン・キヤノン1本つづご紹介します。
『ニコン AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR』
絞り値4の新しいレンズではありませんが24-120mmのズームレンズなので、よっぽど広角や望遠が必要な撮影でない限りこれ1本であれば十分に撮影が可能です。しかもEDレンズなので、画質も非常に良いのでおすすめです。
『キヤノン EF24-105mm F4L IS II USM』
ニコン同様、絞り値4のレンズにはなりますがこちらも24-105mmとズーム幅が広いため、様々な撮影に対応可能ですね。こちらもLレンズなので画質も良し！おすすめのレンズです。
大三元レンズが必要なプロカメラマンはそんなにいない？
先ほどご紹介した各メーカーの大三元レンズですが、これ全てプロのカメラマンは必要か？というと、全ては必要ではありません。
もちろん、大三元レンズ3本持っていれば何かあった時に対応ができるかもしれませんが、何かあった時の何かなんていつ来るかも分かりませんから使用頻度が少ないのであれば持つ必要はないというのが私の考えです。
そして、大三元レンズじゃなくても撮影はできますし、撮影ジャンルによって使うレンズも異なってきますので本当に必要なレンズを揃える事が大切です。
私も仕事上、大三元のレンズは持っていませんが何も不自由ありませんし、むしろ大三元レンズを持っていても宝の持ち腐れになるので持つ必要はないです。
色んなレンズを持っていても使わなければ意味がありませんしお金も勿体無い。そんな事をするくらいなら違う事にお金を使った方がいいので商売道具はしっかり考えた上で揃えていく計画性を持ちましょう。
そして、必要ではないけれど使ってみたいレンズがあれば、まずは一度レンタルして使ってみる事をおすすめします。
プロカメラマンが必要とするレンズのまとめ
大三元レンズを本当に必要する人もいればそうでない人もいます。
それは撮影内容やジャンルによって様々なので、自分が本当に必要なレンズを揃えて使用していけばいいです。
プロカメラマンだから大三元レンズが必要なんて事はあり得えません。
機材は状況に応じた使い方をする事がプロカメラマンの仕事ですから、この機材が絶対必要という定義はなく、どのような写真を撮るかで機材が決まるという事です。
最後までお読みいただき有難うございました。
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