数年前に比べてフリーランスのカメラマンがかなり増えたなと肌感覚で感じているわけですが、その反面一体どれだけのフリーランスカメラマンが自分の理想とするライフスタイルを送る事ができているか？を考えるとそれはちょっと疑問です。
これからビジネスとして写真撮影をしたいと考えているけれど、やっぱり最初から撮影ジャンルを決めてからスタートした方がいいのかなぁ〜？とお考えのあなたに向けて私の経験を踏まえたジャンル決めの必要性や考え方を共有したいと思いますので最後までお付き合いください。
趣味写真とビジネス写真の違い
趣味が高じてビジネスにする人ってたまにいらっしゃいます。
そういう方を見るとホントに凄いなぁ〜と思います。
好きという想いが猛烈に強くないと趣味からビジネスになるなんてなかなか実現できないでしょうからね。
その点写真の業界って比較的に趣味からビジネスへ転向されるカメラマンが少なくありません。
少なくありませんが、ビジネスって継続していかないと意味がないわけです。
では、フリーランスのカメラマンが自分の想い描くライフスタイルを送っているか？というと必ずしもそうではなく、なかなか厳しい状況のカメラマンの方が多い印象です。
それは、ビジネスとしての写真かそれとも趣味の延長線上としての写真かの線引きをきちんと行っているかどうか、もっというとお金を稼げる写真撮影を行っているか、筋道を立てたマーケティングをきちんと行っているかがビジネスとしてはとても重要になってきますが、その場限りのビジネスを行っているカメラマンが多いなぁと思う事が多々あります。
趣味写真は自分が撮りたいものや楽しい撮影だけやればいいですが、ビジネスとして写真をやる場合はお客様に満足を与えてお金を稼げる写真撮影を行う事が前提になりますから、そこの捉え方を履き違えてはいけないという事ですね。
では、お客様満足中心の撮影ってどんなものなのか？というと、一言で言えば『お客様が欲しがる写真を提供する事』これにつきます。
頭では分かっていても、形にできなければ意味がありません。
それが趣味写真とビジネス写真の違いですね。
ビジネスで写真撮影する際のジャンル決めについて
写真撮影の仕事には様々なジャンルがあります。
例えば、
・スポーツ
・広告
・料理
・家族、子供
・スクール
・舞台
・建築
細かく挙げればもっと出てくるわけですが、一言に写真と言ってもホントに様々なジャンルの撮影が存在します。
そして、プロだからと言って、先ほど挙げたジャンル全て撮影できるかというとそうではありません。
プロカメラマンそれぞれが得意のジャンルで勝負をしています。私も得意ジャンルを主軸に活動をさせていただいている一人です。
最初からジャンル決めは必要か？
ビジネスとして写真撮影をやりたいと考えた際に、最初からジャンルを決めて活動する必要があるのか？と聞かれると、その人の状況とその時の市場環境によって変わるというのが私の正直な答えです。
最初から参入したい撮影ジャンルが決まっていて、そのジャンルがお金を稼げるジャンルであれば勝負していいと思いますが、ジャンルが決まっていない場合は最初から無理に決める必要はないと考えます。
ジャンルが決まっていないのであれば、無理に決めず最初は様々なジャンルの撮影をして経験を積み、それから決めていけばいいと考えます。
先走って、自分のジャンルはこれだと決めても、自分の力が十分に発揮できなかったり稼げる市場でなかったら意味がないのでしっかりと力を付けて自分の戦えるジャンルを確立していけばいいです。
ビジネスで写真撮影する際に必要な考え方とは？
あなたは何故ビジネスとしての写真撮影をするのでしょうか？
好きだから？
稼ぎたいから？
かっこいいから？
写真家として生きていきたいから？
理由は色々あると思いますが、ビジネスとしてスタートするという事はお金を稼ぐ事が前提として出てくるわけです。
という事は、そこには、楽しいだけじゃ通用しない事も多々あります。
はじめは、こんな撮影嫌だなとか、こういうはずじゃなかったとか思うかもしれませんね。
ビジネスとして写真撮影をスタートした時、最初に楽しいと感じる瞬間は自分が撮影した写真でお金を稼いだ時でしょう。
撮影している時ではなく撮影した写真を納品してお客様からお金をいただいた時に、楽しさを実感するものです。
何故なら、それがビジネスだからです。
お金を稼ぐ事がビジネスの最低限の目的なので、そこをしっかりと理解した上で写真を通してお金を稼ぐ楽しさや喜びを実感した時、新たな発見と出会い一歩づつ前進していく事でしょう。
写真撮影をビジネスにするためには、様々な勉強や経験が必要になります。
それは技術的な事もそうですが、人付き合いだったりマーケティング、自己研鑽や自己成長につながる実践の積み重ねが良い結果を生み出していくので、ただ写真を撮ればいいわけでなく、その背景には様々な努力が必要ですよって事をしっかりと理解して写真ビジネスを楽しんでほしいと思います。
ビジネス写真のジャンル決めのまとめ
ビジネスとして写真撮影をやっていく際にジャンル決めはしてもいいし、しなくてもいいです。
大切なのは、プロのカメラマンとしてどのような仕事をしてお客様に喜んでもらいたいか？自分は写真を通してどのような人生を送りたいか？をしっかり考え行動しながら形作ってほしいという事です。
写真は本気でやるとホントに楽しいですし、夢があります。
夢があるビジネスだからこそ大変な事も沢山ありますが、一歩づつ成長しながら写真を通して自己実現をしてほしいなと心から思っています。
最後までお読みいただき有難うございました。
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