タイパ全盛の時代に逆行する。目先の利益を捨てて「自分の人生の厚み」を手に入れる生き方

こんにちは。Az Creaの宜将です。

先日、生き方や仕事について人と話をしながらふと感じたことがありました。今回は、その時考えたことを皆さんにもお伝えしたいと思います。

今の時代、ビジネスにおいてSNSを活用することは、もはや当たり前の「インフラ」的な状態になりました。スマホの画面を開けば、有益な情報が無料で手に入る素晴らしい時代です。

しかしその反面、ビジネスの情報の中には「スマホ一つで簡単に」「たった数ヶ月で月収〇〇万円」といった、短期間で稼げることを過剰に煽る言葉が溢れかえっています。そうした華やかな言葉に急き立てられ、「早く結果を出さなければ」と目先の利益ばかりを追い求めてしまっている人も、決して少なくないのではないでしょうか。

もちろんですが、事業を継続していく上で短期的な利益やキャッシュフローは絶対に必要です。綺麗事だけでは生きていけませんからね。

しかし、「自分が人生を通して何をして、どう生きていきたいのか」という長期的な設計図を持たないまま、ただ目の前にぶら下がった「手っ取り早い利益」に飛びつき続けると、いずれ必ず自分の首を絞めることになります。

これは、幾度となく移り変わる流行やビジネスの浮き沈みを見てきた私の実体験から、確信を持ってお伝えできることです。私にもそういう時期があったから。

「タイパ」でスキップされた時間には、何が落ちているのか

昨今、「タイムパフォーマンス(タイパ)」という言葉が何か美徳のようにもてはやされていますよね。映画を倍速で観たり、要約だけを読んで本を読んだ気になったり。いかに無駄な時間を省き、最短ルートで成果を得るかが美徳とされる風潮があります。

もちろん効率よくお金を稼ぐことができるのは良いことだと思うし、時として効率的に何かを行うことはとても大切です。決してタイパが悪いなんて言っているわけではありません。

ただここで勘違いしてほしくないのは、「自分の軸となるビジネスを構築する」「プロとして何かを極める」という点においては、ショートカットという魔法は存在しないということ。

もしショートカットができるとすれば、それは他人の何倍、何十倍という努力と時間を一時的に圧縮して投下した人だけです。他人と同じような薄い努力で、効率の良さそうな流行りのノウハウだけをつまみ食いし、最短で結果を出そうとするのは、土台のない砂の上にビルを建てるようなものです。

仮に、効率よく「それっぽいスキル」が身についたとしましょう。一時的に小銭が稼げるようになったとします。しかし、そこには決定的なものが欠けています。

それは「深み」です。

ショートカットで得たスキルには「深み」がない

では、深みとは何なのか?ということですが、 ここでいう深みは、思い通りにいかなかった時の泥臭いリカバー力であり、クライアントの言葉にならない悩みを汲み取る力であり、何百回と失敗を繰り返した末に身体に染み付いた「直感」や「違和感を察知するセンサー」のような数字では置き換えられないもの。

倍速でスキップしてしまった「無駄に思える時間」や「非効率な泥臭い経験」の中にこそ、実はプロフェッショナルとしての深みを形成する大切な要素が落ちています。

目先の利益を追いかけ続けて最短ルートを走ってきた人は、このプロセスを経験していない為、本当に大事なことが自分の血肉となっていません。そのため、想定外のトラブルが起きたり、流行が変化して通用しなくなったりした途端、崩れ去っていくことが多いです。「こんなはずじゃなかった」と迷走し、結局自分が何をしたいのか分からなくなり、燃え尽きてしまうのです。

先の利益を取りに行く「人生の設計図」

だからこそ、私は「目先の利益を取りに行くのではなく、その先の利益を取りに行くスタイル」で物事を考え、人生を設計することを強くおすすめします。

先の利益とは、1年後や3年後に入ってくる「お金」のことだけではありません。

  • 「この人になら安心して任せられる」という、揺るぎない信用
  • 損得勘定抜きで助け合える、深く強固な人脈
  • トラブルさえも糧にできる、強靭なメンタルや思考力
  • そして何より、「自分はこういう人間であり、こういう価値を提供して生きていくのだ」というブレない軸。

これらはすべて、何年もかけて泥臭く目の前の相手と向き合い、時には目先の小さな利益を手放してでも「本質的な価値」を提供し続けた人にしか手に入らない、無くなることのない最大の財産です。

なんでもそうですが、結局全ては「人」なんですよね。
例えば、仕事をするにしても相手は必ず人です。
いくらAIが問題解決してくれたり何かを作ってくれたりしても、SNSで情報発信をしたとしても、その根本を作っているのは人だし情報のやり取りをしているのも、結局人なんです。

この、「人」に関していうと、時代のあれこれは関係ないと思っています。
環境や考え方捉え方の変化はあるとしても、昭和だろうが令和だろうが、人との繋がりや関係性の構築は、その人がどう考えどう行動するかの積み重ねが、結果的にお金には変えることのできない信用という財産へと変化していく。だから人に関して、時代は関係ないと、自分の実体験を通して切に思うんです。

信用を作り上げるのには時間がかかるが、崩れるのは一瞬。
でもそれは、自分が人に対してどう接してきたかの結果。
人間ひとりでは絶対に生きていけないものです。
だからこそ、自分自身の在り方や人に対しての接し方を考えながら、信頼を構築していくことが最も大切なのです。

タイパで信頼構築なんてできません。
何を成すにしても、時間が必要なのは当然のことですし、成功している人こそ時間をかけるべきところにはしっかりと時間をかけながら構築しているものです。

タイパで良い部分とそうでない部分を履き違えると、後々後悔します。
だから、何をタイパで済ませて良いのか、何に時間をかけるべきなのかを自分でしっかり考え、分からない時は尊敬できる人物に相談しながら、時間を有効活用することが人生設計の一つだと、今では言えることなのでこうやってお伝えしております。

「自分自身に厚みを持たせる」という生き方

手っ取り早く稼いだお金は、あっという間に使って無くなるか、無駄いして消えていくことがとても多いです。しかし、時間をかけてじっくりと培った「信用」や「人間としての深み」は、誰にも奪われることのない一生の資産になります。

もしあなたが、今の現状を変えていきたいと考えながら毎日SNS見たりネットサーフィンをして自分に合いそうな情報を模索しているとします。見る度に華やかな世界に見えることでしょう。
でも、他人の華やかな成功を見て、焦る必要は全くありません。 効率が悪く見えても、すぐに結果が出なくても、あなたが今「自分の人生の設計図」に基づいて真摯に取り組んでいるその時間は、確実にあなた自身の内側に蓄積されています。

大切なのは、テクニックで自分を大きく見せることではなく、自分自身の人間性に「厚み」を持たせる生き方を選ぶことです。

その厚みこそが、最終的にどんなAIや最新ツールにも真似できない、あなただけの最強の武器(ブランド)になっていくはずです。


まとめ:今日、あなたが選ぶのは「利益」か、それとも「生き方」か

「自分自身に厚みを持たせる生き方が大切だ」と聞いて、「なるほど、いい話だった」で終わらせてしまっては、結局何も変わりません。

問われているのは、「では、今日からあなたはどう動くのか?」ということです。

次にSNSを開いて「最短で稼げる」「1日30分の作業で完了」といった甘い言葉を目にしたとき、そこに飛びついて自分の時間を消費するのか。それとも、そっと画面を閉じて、今目の前にいるたった一人の人のために、泥臭く時間をかけるのか。

タイパを重視して、すぐに使えなくなる薄っぺらいノウハウをかき集めるのか。それとも、不器用でもいいから、10年後も誰かに求められる「自分だけの哲学」を磨き始めるのか。

ビジネスは、人生の縮図です。 目先の利益ばかりを追いかけて、自分自身をすり減らしていくような生き方は、もう終わりにしませんか。

遠回りに見えても、自分の信念に従って一つひとつ積み上げた「人間としての厚み」は、いずれ誰にも奪えない圧倒的なブランドへと変わります。あなたが本当に手に入れるべきなのは、一時的な数字ではなく、「自分はこういう信念で、こう生きていく」という揺るぎない答えのはずです。

周りのスピードに焦る必要はありません。 まずは今日、目の前にあるたった一つの仕事に対して、あなた自身の「深み」を込めることから始めてみてください。

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