どんな職業にも年収の平均相場があるようにプロのフォトグラファーにも年収の平均相場があります。
ただこれは業界の平均であって、個々のフォトグラファーによって年収の差はかなりあると言っていいでしょう。
そんなプロのフォトグラファーの年収について、2023年の平均相場を私なりの視点でご紹介したいと思います。そして、プロフォトグラファーはどのような仕事で稼いでいるのか?稼ぎ方についても併せてご紹介しますので最後までご覧ください。
プロフォトグラファー2023年の年収相場について
ここ数年でフリーフォトグラファーや副業フォトグラファーがかなり増えました。
フリーフォトグラファーや副業フォトグラファーは基本的に撮影報酬を低く設定している為、特殊な撮影を除けば自然と業界の撮影相場も低くなってきているのが現状です。
今はSNSやスキルマーケットのプラットフォームは使って集客する人が圧倒的に多くなりました。特に七五三やお宮参りといった子供・家族写真関連。
時期によっては需要がかなり多いでわけですが、その分フォトグラファーの数も多い為案件の奪い合いになる事も少なくありません。
1回あたりの撮影報酬が1万円未満で仕事を受けているフォトグラファーも多く見受けられますから、そんなに稼げる市場ではなくなってきています。
ただその反面、安さをウリにせずクオリティや満足度の高いサービスを提供しているフォトグラファーや写真スタジオは安定してしっかりと稼いでいますし、芸能やファッション関係のフォトグラファーだと1回あたりの報酬が高いのでかなり良い年収を稼いでいるのが実情です。
私は、2023年はフォトグラファー格差がさらに激しくなると予想しています。
年収数千万円〜億を稼ぐフォトグラファーもいるわけですが、年収200〜300万円のフォトグラファーの方が圧倒的に多くなるのが現状でしょう。
ではフォトグラファーとして年収1000万円以上稼ぐにはどうしたらいいのか?
それは、年収1000万円以上のフォトグラファーがやっている事と同じ事をやっていても稼げないわけですから、撮影をする以外の稼ぎ方を身につけないといつまで経っても安売りフォトグラファーの土俵から出る事ができません。
稼ぎ方については後ほどお伝えしますが、今の時代、撮影だけやっていては理想の年収を稼ぐ事はなかなか難しいです。
それを2023年にどのような形で変化させるのかはあなた次第です。
プロフォトグラファーの撮影ジャンルについて
プロフォトグラファーとして活動されている方々には、得意とするジャンルを持って撮影をされている方が多いです。
私も得意とするジャンルを軸に活動をしている一人です。
これらは写真撮影のジャンル一覧になります。
・家族
・子供
・赤ちゃん
・プロフィール
・料理
・建築
・スクール(学校・園関係)
・舞台
・スポーツ
・報道
・芸能
・ファッション
・雑誌・広告
・葬儀関連
細かく分ければ上記よりももっと多くのジャンルが出てきますが、これでも結構多くのジャンルになると思います。
あなたが今すでにジャンルを絞った活動をされているのであればいいのですが、フォトグラファーとしてはまだ駆け出しでジャンル決めはこれからという事であればこちらの撮影ジャンルについてお伝えしている記事も参考にされてください。
ジャンル決めは自分が得意だったり好きなものを選ぶ事が理想ですが、決してそれが一番良い方法だとは限りません。
プロとしてフォトグラファーをやるのであれば、稼ぐ事も大切なので稼げる市場に身を置くことも非常に大きななポイントになりますので、様々な視点で考えてジャンル決めをしてほしいと思います。
プロフォトグラファーの平均年収について
プロフォトグラファーと言っても、会社員として活動されている方とフリーで活動されている方とでは年収が異なってきますのでそれぞれの平均年収をお伝えします。
350万円
450万円
地域や年代によって異なりますが、会社員とフリーランスとでは年収額だけみると100万円もの違いが出ています。
ただ、会社員は保証がありますがフリーランスは保証はありませんのでそのリスク分と考えると妥当なのもしれませんが、フリーランスは自分の頑張り次第で年収は青天井にもつながりますから夢はありますよね。
会社員として、またはフリーとして活動するのはどちらでもいいのですが、決して年収だけを見て判断しないようにしてほしいです。あなたの理想とするライフスタイルに合った働き方だとどちらが適切なのか?を考えてどちらを選択するかを決めてほしいと思います。
プロフォトグラファーの稼ぎ方とは?
冒頭でもお伝えしたように、大きく稼ぎたいと考えているのであれば今の時代、撮影だけをしていてもそんなに大きく稼ぐ事はできません。
ただ、あなたに絶対的な撮影技術・人脈力・知名度・発信力があれば別の話ですが、そんな人は多く存在しませんし、そもそもそんな人はこの記事を見ていないと思います。
それでは私が考える、撮影とは別の稼ぎ方もしくは撮影プラスαの稼ぎ方についてお伝えします。
・写真の権利販売
・文章の執筆
・講師業
・写真撮影+SNS代行
・動画
一つ一つ説明していきますね。
ご自身で写真スタジオを作り撮影はほとんどせず経営者として活動する事。
1店舗だけではそこまで大きく稼ぐ事はできませんが、2店舗3店舗と店舗拡大を行なっていけば自ずと年収は増えますので手法としてはおすすめです。
ただ、大きく稼げる分、撮影とは違った難しさがありますのでデメリットも出てきます。
ご自身で撮影をした写真を使ってもらう代わりに、使用料をいただく権利販売の事です。
このやり方を撮影プラスαで行なっているフォトグラファーは年収1000万円以上稼いでいますのでおすすめです。
ただし、権利料を払い使用してもらえるようなジャンルの写真を撮影しないと意味がないので情報収集や人脈作りも必要になってきます。
写真関連のメディアや雑誌の記事執筆になります。
今はデジタルコンテンツだと簡単にご自身で本が出版できる時代ですし、Blogを運営していると出版社から執筆のオファーをいただいたりするケースもあるので文章での発信はおすすめです。
あなたがこれまで経験されてきた写真のいろはを初心者の方へ丁寧に教えるのも稼ぎ方の一つの手法です。
写真教室をご自身で開講するのもいいですし、Udemyのようなプラットフォームを使用するのもいいですね。
お店の商品の写真を撮影とSNS(インスタやフェイスブック)の運用を代行してあげるサービス。
撮影してSNS運用まで手が回らないというお店を対象にサービスを提供する手法です。
月額制にする事で毎月安定した収入が得られますし撮影と運用に困っているお店にとっても有難いサービスではないでしょうか。
今は一眼レフカメラやミラーレスカメラで簡単に動画が撮影できる時代になりました。凝った内容でなければフリーソフトを使えば簡単に編集ができますし、スマホでも動画が作れますので写真とは別に動画を一つの武器にしているカメラマンも増えてきました。
こんな感じで、撮影以外の仕事も工夫しながら行っていく事で年収を上げる事が可能です。
ただ、撮影だけで年収を上げたいという事であれば、あなたにしか撮影できないものだったり人脈を広げて大きな仕事を得る機会を作る必要があります。
何をどうやるかはあなた次第ですが、時代の流れを見ながら柔軟に動くことはとても大切な要素になりますので参考にされてください。
プロフォトグラファー年収についてのまとめ
どんなビジネスもそうですが、人と同じ事をやっていても大きく稼ぐ事は難しいです。
特にフォトグラファーは、他のフォトグラファーと同じような写真を撮っていたらすぐに淘汰されてしまいますので、業界における自分のポジションを整えながら収入の柱も増やしていく努力をする事がとても大切になってきます。
あなたにしか撮れない写真を確立するよりも、写真撮影プラスαの部分を増やした方がストレスなく快適なライフスタイルを送れると思いますし、どうしても自分にしか撮れない写真を確立したいのであれば安定した後でも十分だと思いますので、まずは年収を上げるために自分には何ができるのか?をしっかり考えながら行動してほしいと思います。
最後までお読みいただき有難うございました。
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